2021/8/31（火）夜9時54分放送「＃253 くずのは」

遠州の小京都、森町の山間部にある町「葛布（かっぷ）」。

自然豊かなこの町に、賑わいを見せる、一軒のお店がある。

「くずのは」。

村松詔さん「ここは7月～9月の間の日曜日限定で営業するかき氷屋さんです。森町名産のトウモロコシ、ブルーベリーなど地元産の食材を使ったかき氷が人気です。」

お客さんの評判も上々。「2年前にオープンしたのですが、お客さんがSNSなどであげてくれて地元以外のお客さんも多く、とても嬉しいです。」そう語る村松さん実は、ここ森町で鉄工場を営む経営者。

一体なぜ、かき氷屋さんを？そこには、生まれ育ったこの町を愛する村松さんの、ある思いがあった。

「くずのは」から15分ほど車と徒歩で進んだ先にあるのが町指定文化財「葛布の滝」。

「この滝は、森町の観光スポットになってるんですけどあまり知られていないんですよ。この美しい滝をより多くの人に知っていただきたいと思っています。」

しかし、ある問題が。

「実はこの滝に来るまでの道路が、あまり整備されてないんです。それを整備して皆さんが気軽に安全に立ち寄れる場所にすることが僕の目標です。そのために2年前から『くずのは』をはじめてそこで得た収益金の一部を葛布町内会に寄付し、微力ながら道路の整備に充てていただけたらと思っています。」

「葛布の滝」の美しさを伝えたい。そんな村松さんのＮＥＸＴとは。

「地元の方々にこの活動を知っていただいてみんなで一緒に、この「葛布の滝」を守っていきたい、そう思っています。」

https://kuzunoha.hamazo.tv/