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放送内容

2020/8/4(火)夜10時54分放送「#203~井上玩具煙火~」

県内唯一のおもちゃ花火メーカー島田市にある井上玩具煙火。創業から100年、高い技術力で、品質が良くユニークな独自製品を次々と生み出してきた。

代表取締役・井上吉勝さん「高度成長期とともに売り上げを伸ばして、国内外に商品を展開して参りました。しかし、中国から安価なおもちゃ花火が入ってきまして、大変厳しい状況になりました。そんな中、わが社の国産花火の良さを島田から世界へ伝えたいという思いがありました。」

そこで今年、初となる自社ブランド花火「義助」をデビュー。

「江戸時代には、島田に流れる大井川の流域で、花火の原料となるアカマツの炭や砂鉄がとれ、旅人たちが花火を楽しんでいました。同じ頃、島田には多くの刀鍛冶がいて、花火と同じ原料の砂鉄を使用して刀を制作していました。義助は、有名な刀鍛冶の名前から付けさせていただきました。」

「義助」の企画、開発の中心は四代目となる長男・慶彦さん。

「今までと同じことをやっていては、皆さんに国産の手持ち花火の良さを気づいてもらえないと思って。今までとは路線の変えたような見せ方っていうのを研究して、花火を作っている会社も島田市にあるんだっていうのを、まず気づいていただく。そういう思いを込めて義助を作りました。」

吉勝さん「初めて花火を見た人は徳川家康と言われております。そのときの燃え方を再現したものが、この義助の燃焼です。」

どの時代も人々を楽しませてきた花火。次世代へ美しい輝きを伝えていく。

https://inoue-fireworks.com/