放送内容
2021/11/16(火)夜10時54分放送「#264 科学から見た農業で健康寿命を延ばす」
藤枝市大東町。のどかな土地で47年農業と向き合ってきた一人の男性。柘植龍農園・柘植龍男さん。
「自分が作った野菜や果物を最後のひとつまで買ってもらえると嬉しいです。自分でも美味しいと思いますね。」
柘植さんが作る農作物は大きく、美しく、みずみずしい。
地元のファーマーズマーケットに出品すると午前中には売り切れてしまうほどだ。
柘植さんのこだわりは農業の基本である、水と土。電子や酵素など自然の中に潜む科学に注目して土壌の研究をしている。そこには持続可能な農業に配慮した柘植さんの強い思いがあった。
「誰もやっぱり真似できない。それでいて安全・安心。自信もって届けられます。温暖化対策にしても解決策を持って取り組むことが第一だと思うんです。将来、これからの子どもたちに、いい環境を残していくということを大切にしています。」
科学的な目線で安心安全な農業を研究している柘植さん。良い土壌で育てたものを食べて健康寿命を延ばしたいと考えている。
「誰もが人生最後は亡くなるわけですよね。その時、大切なのはできるだけ健康寿命を長くして、経済的負担とか精神的負担を軽くしてやることが、僕の人生の今できることかなと思っています。」
農業に携わることで子どもからお年寄りまでみんなを幸せにしたい。
「食で健康を作り出す。20年後も普通に過ごせるように、身体にいい農産物を作りたいです。」