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放送内容

2021/11/9(火)夜9時54分放送「#263 人と本が交わる場所」

牧之原市に2021年4月にオープンした図書交流館「いこっと」は、カフェを思わせる温もり溢れる雰囲気が広がる。

杉村館長「若い人にも来てもらえるような図書館にしようと。最大の特徴は民間と公共との間に境目を全く持たない施設構造。県内では初めてじゃないかなと思っています。」

同じ建物の中にはカフェ。「本」を核とした、交流拠点を目指している。

しかし開館までには、様々な苦労があったと言います。

杉村館長「この地域には図書館はあったんですが本当に小さな図書室というような部屋しかなかった。また、コロナ禍で新施設をつくるというのはかなり大変でした。」

しかし、館長の不安は、若者のパワーにより払拭されます。
なんと地元中学生が開館準備をボランティアでお手伝い。さらに地域住民の協力もあって、市民憩いの場が完成したのです。

杉村館長「のべ500人の方がここへ連日のように来てくれて、引っ越し、本を並べる作業、清掃もやってくれました。」

スペースは以前の図書館のおよそ9倍。蔵書の数も1万冊増えおよそ4万冊に。開館4カ月で来館者数は年間目標の5万人を越え、予想以上の反響を呼んでいる。

杉村館長「開館して間もない頃に70歳を超えるお年寄りの方がこの図書館を訪れて、館長さん、いい場所ができましたね!素敵な街になりそうですね、と言った。そうか素敵な街かと思って、素敵な街だからこの街に住もうとか。そうなってくれたら嬉しいなって実は思っています。」

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