放送内容
2021/10/5(火)夜10時54分放送「#258 古民家を再生し未来へ継承」
島田市の旧東海道沿いは、金谷宿と呼ばれた宿場町の面影が今も残る。
去年6月この地で創業115年を迎える工務店によってリノベーションされ生まれ変わった築100年の古民家がある。
アクトホーム社長・齋藤光哲さん「100年の歴史のある建物なので当時の職人さんの手わざというのが詰まっている建物だと思います。歴史的には、非常に価値がある建物です。建物を古くなったから壊すというのではなく、手を掛けて再生して、未来に残したいという思いでやっています。」
新たな息吹を与えられた古民家は、「金谷町家・建物再生Labo」と名付けられ、リノベーションの発信基地となっている。
「見てもらいたいのは、古きよき部分です。それをどういう風に残して生かしているかという点と、古くて使い勝手が悪い部分があるので、それをどのように直して、新しくデザインしているかという点です。」
リノベーションには、大井川流域のスギやヒノキなどの木材や、島田のお茶を入れた珪藻土などが使われている。アクトホームは、10年前から、スローな暮らし方提案として、「くらし・たのしの会」を開催。地域の匠や講師を招いての体験講座だ。
「この自然豊かな大井川流域には、すばらしいモノがあって、すばらしいヒトがいて、すばらしい技があるということを知ってもらいたかった。」
今はコロナ禍で中断しているが、再開できる日を待っている。
「ここ金谷町家が地域の方々の集いの場となって、活気ある街として子供たちの世代に継承していきたいです。」