放送内容
2021/5/4(火)夜10時54分放送「#238 中川根語り部の会 話楽座」
情感あふれる語りで、昔話の世界へ誘うのは中川根語り部の会「話楽座」。メンバーは9人。小学校や文化会館、独自のイベントなどで地元の民話を語り継いでいる。
薗田はるさん「平成11年、1999年から始めました。(川根本町は)山にも、大きな石にも、川にある淵にも、それぞれ民話が残っています。ふるさとのぬくもりを伝えたい。それが基本になっています。」
商工会の「地域活性化事業」の一環として誕生した「話楽座」。発足当初は、うまく伝えられず悩んだことも。
「子ども達にお話を聞いてもらうときです。キョロキョロしたり、あくびをしたりする子どもも出てくるんですけど、興味を持ってもらうには、方言を入れてみたり、質問を投げかけたりして、その子どもにあった話をする。それが一番大事。」
語りの先生を招いての勉強会。出前活動。気づけば、ことしで23年目。毎年開催する「語り部まつり」は、座席を埋め尽くすほどの人気に。語り部たちが話すこの活動のやりがいとは?
語り部・中原すま子さん「(子どもたちが)キラキラした目で、真剣にお話を聞いてくれる。それがうれしい。」
語り部・薗田光枝さん「この町が、ますます好きになる。いつも感じます。」
平均年齢74歳。元気いっぱいの語り部たちが目指す目標は。
「後継者、新しい仲間、それを増やしていかなければならないな、それが夢であり、私たちの目標です。」