放送内容
2020/11/17(火)夜10時54分放送「#217~苔g~」
「苔の認識、皆が持っている認識とのずれを伝えていきたい部分もあります。」
牧之原市で苔を生産する三浦隆平さん。苔では、県内初の「認定新規就農者」だが、それまでの経歴がユニーク。
「高校を卒業してから、競輪選手を約11年やって、その後は、地元の花火屋さんで、花火の仕事を5年くらいやらせていただきました。もともと、温暖なところに住みたいってところがあって、その部分と、農業を仕事にしたいってところで、競輪の時に来ていた静岡に来たいなと。」
そして、苔という選択。
「農業を始めて、自分でなにかやりたいってなったときに、どうせなら自分の好きなものをやりたいなってところで小さいころから苔が好きで、苔の生産を始めました。」
そこから、奮闘が始まった。
「他の作物と違って、実がなったりするものではないし、どういう状態が出荷の状態だとか規格があるわけではないので、難しいところではあるし、それが面白い面でもあると思います。」
生産者としてだけではなく、苔庭の施工に力を入れている。
「苔って屋上の緑化とか、そういったものに使われることもあるんですけど。木があったり、石があったり、装飾があるんですけど、最後に苔が入った瞬間に一気に雰囲気変わりますんで喜んでもらってます。」
多くの人に苔を見て楽しんでほしいと、苔のテラリウムなど、ワークショップにも積極的だ。
「苔に限らず、種をまくことの大切さとか、それを継続することの大切さとか、収穫することの喜びとか、そういったものを伝えていけるようなことをしたいなと思います。」