放送内容
2018/11/20(火)夜9時54分放送「#125~長岡生コン~」
『長岡生コン』
伊豆の国市長岡。開催されたあるイベントでは来場者に地元特産の猪鍋がふるまわれていた。ただこのイベント、意外な場所で行われていたのだ。
それは…生コン会社。一体なぜ?
そこには、地域のNEXTを見据える、ある男の思いがあった…。
伊豆の国市にある「長岡生コンクリート」。創業53年、2代目を継ぐ宮本充也さん。
「私たち産業は、地域の山や川を削って地域のインフラに再生産していくような製品なので、とにかく地域の貢献は第一の仕事と思ってやっています」
地域あっての生コン。そんな思いから、定期的に地元の企業や市民を招き、生コン見学会を開催している。
「こうした活動を通して、この地元に恩返しができればいいなと思ってやっています」
地元への恩返し。いま宮本さんは、あるコンクリートに力を入れている。
「これが水を通すコンクリートです。普通の舗装は水を通しません。ただ水を通す舗装になれば、水災害やヒートアイランド現象によるゲリラ豪雨を緩和することを期待されている製品で、この地域は昔から水災害の懸念が多い地域とされていましたので、少しずつ広がっています」
まちへの思いは他にも。東京オリンピックを控えイタリア人スタッフが、伊豆の魅力を世界に発信する取り組みも。
「伊豆はすごく良い所だよ。一人でも多くの外国人に来てもらいたいね」
地域のために生コンができる事。宮本さんが未来に描くNEXTとは…
「様々などんな事でもいいと思うので、地場に根付く産業として積極的に挑戦して地域に溶け込んで、将来生コン屋さんになりたいなという子供が一人でも増えるような、そんな努力をしていきたいと思っています」
生コンが地域を変える。そんな時代が来る事を、夢見て。
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