放送内容
2018/10/30(火)夜9時54分放送「#122~ちゃまり場~」
『ちゃまり場』
掛川市東山地区。世界農業遺産にも選ばれた茶草場農法が盛んな地域だ。
これにより里山の生物多様性が維持でき、今では絶滅危惧種にもなっている秋の七草の自生を見ることもできる場所。
「茶草場農法を実践しているこの場所から発信することに意味があると思ったんです。」
森川さんは東京からこの地に会社を移し、お茶に関するある商品を手掛けている…
「このチャバコというお茶です。このチャバコの中には、スティックに入った粉末のお茶が入っています。」
見た目はタバコの箱に似せた奇抜なデザイン中には、掛川茶の粉末を入れたスティックが入っている。でも、なぜこの商品を手掛けたのか?
海外でお茶を紹介したとき、お茶への関心は高かったものの、静岡については知らない外国人がほとんどだった。
「悲しかったですね。もっともっと静岡でお茶が作られていることをたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。」
そこで外国人の目にも留まりやすく、お土産感覚で買えるチャバコを作った。お茶は地元掛川取れた良質なお茶を使用している。
「この周辺もそうなんですけど、お茶農家や茶畑面積が減少している現実があるので、こういったものをきっかけにお茶産業を盛り上げていきたい。」
さらに今年8月には会社の一階に「ちゃまり場」をオープン。外にはお茶の木を使ったガーデン、室内には廃材になった茶箱やお茶の枝をアレンジしたアイテム、チャバコを販売するレトロなショーケースや自動販売機が置かれている。
「地元の人はもちろん県外の方、国外の方すべてのお茶を愛する人のたまり場になれば。」
お茶を愛する森川さんのNEXTとは。
「茶草場農法が残るこの場所から、今後も色んな形でお茶を発信していって、次世代につなげていきたいと思っています。」
★ホームページ:http://www.showtime-j.com/