放送内容
2018/8/7(火)夜10時54分放送「#111~てんぽうの里 半夏生(はんげしょう)~」
『てんぽうの里 半夏生(はんげしょう)』
遠州の小京都、森町。その北東部、鍛冶島地区に今、注目を集めているスポットがある。
それは、半夏生(はんげしょう)の群生地。
かつて通学路だった、この「半夏生への小径」は地元の有志らによって整備され、多くの人が訪れる散策コースとなっている。
「てんぽうの里 半夏生」発起人の浦上正男さんは
「半夏生は稲を植えるのに邪魔者だった。それを、たまたま来た人が『こんなに素晴らしいものがあるじゃないか』という事が発端なんですよ。人口が減少しはじめて、高齢化になってきて何かやろうかと言うことで、自分がやるようになっちゃったんだけどもね。」
地元を盛り上げたい、その一心で3年前、「てんぽうの里 半夏生」を結成。しかし…「一服をやらまいかと言っても、お茶の一本も出せなかった。草刈り機を持ってきてくれた人にガソリン代もなかった」
そこで、目をつけたのは所有者が高齢で耕さなくなった休耕田。
「我々でお米を作らないかと米は米でも、もち米を作って食べてもらうために。ものすごく皆、協力してくれたんですよ。これは良かったなと思って、それが資金です。」
地元住民が一丸となった活動は町役場などの支援も受け、ガイドブックが完成。先月には女性部も発足した。
「色んな方面から来て頂きますのでその人たちとコミュニケーションをとりたいんですよ。活性化というと大げさですけど、それが地域振興には役立つと思うんですよね。それを私は期待したいんですよ。」
地域を元気に!その思いが人々をつなぐ。