放送内容
2018/5/29(火)夜10時54分放送「#101~茶草場農法~」
『茶草場農法』
掛川市・東山。粟ヶ岳の茶文字が見下ろす大茶園。
the NEXTでは以前、この地に続く「茶草場農法(ちゃぐさばのうほう)」を伝承する杉山敏志さんを取り上げた。
「茶草を入れると、茶園にとって良い土壌ができるという事ですね。」
茶畑の周りに茂る「茶草」を刈り取り、畑に敷き詰める茶草場農法。茶草のミネラルが土壌を肥やし、お茶の味を豊かにする。さらに茶草場を刈り整え、生物たちに貴重な住みかを与えて来たことが評価され、世界農業遺産に認定された。
「世界に発信する良い機会だと思いましたね。」
そして、4月下旬、今年も新茶を時期を迎えた。
「今年の方がいいかな。毎年良い水準でできていますので。」
農業遺産をきっかけに、茶草場農法を広く伝えようと感じた杉山さん。海外からの注目を肌で感じるなか、積極的に外国人を招き茶草場農法を世界へと発信。
いま、世界への一歩を歩み始めた茶草場農法。その未来に描くものは。
「日本の和食と同じように、農業遺産の茶草場農法が、世界に羽ばたいていければと思いますね。」
茶草場農法のNEXTは、世界へと続く。