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放送内容

2018/2/13(火)夜10時54分放送「#87~火の見櫓からまちづくりを考える会~」

『火の見櫓からまちづくりを考える会』

火の見櫓を後世に残そうと活動しているのが、塩見寛さんが代表を務める『火の見櫓からまちづくりを考える会』だ。

「火の見櫓は、機能はみんな同じなんですが、つくられた形や大きさ、高さは全く違う特徴があるんです。」

「火の見櫓からまちづくりを考える会」は2000年に、建築士ら9人で発足。
2003年に、県内すべての火の見櫓を調査し985基を確認した。

「そこから、今は6割近くになっているかもしれない。」

年々数を減らしている火の見櫓には、本来の役割とは別にも価値があると考えている。塩見さん達は、研究の成果を1冊の本にまとめ、地域の安全を守ってきた火の見櫓を、地域の遺産として残すことを訴えた。2016年、日本ユネスコ協会連盟は塩見さん達の活動を『プロジェクト未来遺産』に登録。未来に伝える活動として認められた。

「安心安全の象徴として、火の見櫓を理解してもらって、子ども達にも知ってもらい、未来に残していく大事な価値があると思います。」