放送内容
2016/12/6(火)夜10時54分放送「#31~森町・治郎柿~」
『森町・治郎柿』
甘柿の王様、『治郎柿』(次郎柿)。
遠州の小京都、森町では、この時期真っ赤に実った治郎柿の姿を目にする。町内には治郎柿の原木が今もまだ大切に残されている。
治郎柿は今から約170年前、江戸末期に森町に住む松本治郎さんが、1本の柿の苗木を発見し育てそれが全国へ。現在でも約100軒の農家が治郎柿を栽培。毎年、皇室へも献上されるブランド柿。
2008年からは、松本治郎さんの名前にちなみ『治郎柿』として出荷、全国でもここだけだ。また新たな試みとして柿のワインを開発。100%森町産の治郎柿を使った「次郎柿ワイン」は数量限定、森町でのみ販売される。JA遠州中央 森町柿部会部会長の大場篤さんは「このワインを買いに森町へ来ていただき、いろんなことを知ってもらいたい」という。
さらに地元森町の小学校を対象に治郎柿の収穫体験を実施するなど、町の歴史と自然の恵みを伝えている。大場さんは自信をもって言う。
「松本治郎さんが育ててくれた治郎柿を絶やすことないよう後継者の育成に
努めていく。目指すは日本一おいしい治郎柿作りです!」