放送内容
2022/2/22(火)夜9時54分放送「#278 島田市・梅工房おおいし」
島田市伊太地区で昔から栽培されているある梅「島田八房梅」。
梅工房おおいしの大石さん夫妻は、10年ほど前から本格的に梅の栽培を始め、梅干しなどを製造する工房を営んでいる。
始めて食べたときのことを妻の富佐子さんはこう語る。
「ふっくらとして皮がやわらかくて弾力性もあって、甘味と酸味がとってもマッチして感動したのを覚えてます。」
苗木の植え込みや枝の剪定など、梅の栽培は夫の昭さんが担当する。
昭さん「全くゼロから始めた梅作りでしたけど、地域の農家さんが梅林を貸してくれたりして、段々大きくなってきました。」
収穫した梅を加工するのが富佐子さん。塩漬けや日干し作業などを行う。
「もっとおいしく作れる方法はないかと紀州の梅農家さんのところに行って漬け方、干し方、塩分の調整の仕方などを教わってきました。」
その成果もあり、富佐子さんが作った梅干しは「第8回全国梅干しコンクール梅干しの部」で入賞。全国でトップ10に入る評価も得た。
シンプルな梅干しを始め、ジャムや梅酢、調味料としても使えるオリーブオイル漬けなどを商品化。
島田八房梅の可能性を追求している。
「島田八房梅を多くの人に知っていただいて、私も作りたい、梅って魅力があるのねと思っていただけるようなものにしたい。」
そんな大石さん夫妻が考えるNEXTとは。
「この伊太地区は梅の産地でしたので、廃れてくることもあったものですから、もう一度梅の産地として、できれば全国レベルの梅になるように努力していきたいと思っています。」