2022/2/1（火）夜9時54分放送「＃275 焼津・浜通り『帆や』」

焼津の海岸通りから一本隔てた「浜通り」に去年4月、古民家を改修したゲストハウス『帆や』が誕生した。

元は、焼津水産業発展の礎となった実業家・服部安次郎の生家。
浜通り特有の伝統的な建築を残しながらリノベーション、一日一組限定の一棟貸し宿として生まれ変わった。

運営は、焼津市で造園業を営む良知さんが中心となっている。

良知真弥さん「体験型のゲストハウスとして、活用していきたいという思いがあります。『食とスポーツで健康になる宿』ということをコンセプトに掲げています。「ファンラン」という焼津のいろんなお店に立ち寄りながら、楽しく走るというイベントを主催してみたり、ヨガを主催してみたり、キッチンの利用もできますので料理教室も展開してきました。浜通りの地域住民の方と、県外からのお客様が一緒に交流できるのが素晴らしいと思っています。」

12月上旬の朝、焼津の石津浜に40人が集まった。
行われたのは、『帆や』を拠点にした新しいイベント「プロギング」。ゴミ拾いとジョギングを合わせた新感覚のスポーツで、いま若者を中心に世界で注目されている取り組みだ。

「『帆や』という場所が、リノベーションして後世につなげていくっていう使命を持ちながら、常に新しい試みを発信することでより多く方に届くメッセージとしては意味があるのかなと思っています。」

「焼津は漁業で発展した町。この歴史をもう一度感じていただく機会になればいいなと思いますし、みんなの手で育てて、次の世代にも伝えていけたらいいなと思っています。」

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