放送内容
2022/1/18(火)夜9時54分放送「#273 地域で取り組む防災」
袋井市方丈地区。
市民の集いの場で真剣に語り合う人々の姿があった。
方丈自治会連合会長の鈴木孝夫さん。「方丈自治会では防災への取り組みに力を入れています。防災力向上のためのワークショップを行い、いざという時に適切な避難行動をとれるような活動を続けています。」
防災のための様々な活動のひとつに、防災マップの作成がある。
「方丈全体の地図に、危険な場所とか避難場所を記したものであり、自分の地域のどこに行けば何があるかということをわかるようにしております。防災訓練の時にはチェックし、ワークショップの時にもみんなで一緒に歩いて確認し合いました。」
ワークショップでは皆が遠慮なく積極的に意見を出し合っている。「防災から人とのコミュニケーション、つながりができていくのではないかと思っております。いざという時に、普段から相手のことを知っているのは安心ですし、有事の際には事がスムーズに進むのではないかと思っております。」
とはいえ、街が一丸となって防災への備えをするのには難しい一面があるという。
「一人暮らしの人が多くなってきておりますし、外国の人たちが入ってきております。我々と一緒に行動を取れるようにするにはどうしていけばいいのか、やはり一つの課題になっていると思います。」
文化が多様化するこの地で、防災は次のステージへ。
「この町で暮らす全ての人に防災を日常化してほしい。そのために活動を続けていきたいと思っています。」