2022/1/4（火）夜10時54分放送「＃271 地域で支える子どもの居場所づくり」

子どもたちが体験しているのは、茶道や手芸、将棋など。
小学生から高校生までを対象に島田市の公会堂で月に１回行われる「子ども食堂 あい愛カフェ」。

「あい愛サロンの会」会長・池谷愛子さん「新型コロナの影響で、子供たちの生活環境が大きく変わりました。ここで子供たちが沢山の体験ができて、楽しい居場所になってくれればいいなという思いで子ども食堂の開設に至りました。」

子ども食堂「あい愛カフェ」は、手作りランチをテイクアウトで提供。
この日は、地域の農家が育てた野菜を使ってカレー作りが行われた。

「地域の子供は地域で育てようという大きな協力がありまして、こころのこもった、真心のこもった材料を使った手づくりのお弁当です。お弁当を持ち帰ったら、今日体験した話とか、親子でお弁当を囲んで、楽しい話をしながら、食べていただければと思います。」

あい愛カフェの体験教室は、ひとつひとつ意味がある。

「将棋体験では、おじいちゃん、おばあちゃんのぬくもりを、手芸体験は、ボタン付けをするという技術的なものを楽しみながら身に付けて、それが自立に繋がっていったらなということを考えています。」

こうした「あい愛サロンの会」の活動は、市も応援をしている。
「ここで楽しい思いをした子供たちが大人になったときに、今度は自分たちがやってあげようと。そういう人になってくれたらいいなと思っています。」