放送内容
2021/6/15(火)夜9時54分放送「#244 久努の松並木愛護会」
東海道のど真ん中「袋井」。旧街道の松並木は、およそ400年も前から地域に根付いている。全長2760メートル。
およそ200本の松並木を管理しているのが、「久努の松並木愛護会」の皆さん。
山本正昭さん「歴史ある松並木の保存と、近隣にお住まいの方の生活環境の保全と、通学路の整備をしたり清掃したり、そんなことを主な目的としてやっています。」
歴史的価値だけでなく、今なお、生活の役割を担う松並木。しかし台風による倒木など、この景観を維持するのに苦労も。
「害虫により松枯れがしたり、松の枝が伸びてくるので剪定。204本の1本1本の松を調査し、データベース化している。これは後世に残る記録になると思います。」
さらなる活動として行っているのは地域の方たちと協力して行う、草刈り。この日もおよそ100人の市民が参加。
参加者は、「昔からある街並みを守るために、こういう活動をされていることを知らなかったですし、守る方がいるから歴史が繋がれているということを感じて、素晴らしいことだと思います。」
さらに松並木の保護だけでなく、新たな松を育て、捕植作業も行う皆さん。400年続く松並木に、新たな命を宿します。
「私も松並木を通って通学しまして、松並木とともに育てられたこともありますから、これからも松を大事にして子供たちのために後世に伝えられるような活動をしていきたいと思っております。」