2019/10/15（火）夜10時54分放送「#167～静岡の理容技術で目指せ日本一～」

オレンジのユニフォームを着て、真剣な眼差しで、カットやスタイリングをしているのは、県内で活躍する理容師たち。今月開催される大きな大会に向けて、トレーニングに励んでいる。

「彼らが出場するのは、今月静岡で開催される全国理容競技大会という大会で、３００人の理容師が技術を競いあう業界最大のイベントです。」

１９４８年、東京で始まったこの大会は、それ以降、各都道府県持ち回りで開催。７１回目の今年は静岡。静岡市のグランシップが舞台だ。
自らも出場経験を持つ森田広行さんは、静岡選手団を率いて、１２年間指導を続けている。

「地元開催とあって、選手たちの目標は日本一。絶対負けられないという思いです。」
静岡での開催は、１９５４年以来、実に６５年ぶり。総勢１５人で戦う。御前崎市で理容店を営む小杉さんは、５年前の大会で優勝。今年も期待がかかる。

「静岡の理容師さんがレベルが高いんだなというところを僕たちで証明できればいいなと思っています。」静岡の理容技術を全国にアピールできるビッグチャンス。そして、負けられない理由がもうひとつある。

後継者問題に直面している今、大会で自分たちの勇姿を披露することで、この仕事に興味を持ってもらえたらという。

「中学２年になる息子がいるんですが、お父さんがやっている仕事姿が格好いいなと思ってもらえたらいいな。」
「今回の大会での静岡県選手弾の勝利で静岡県の理容業界をもっと盛り上げていきたいと思っています。」

全国理容生活衛生同業組合連合会：http://www.riyo.or.jp/tournament/