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放送内容

2019/10/8(火)夜10時54分放送「#166~島田大祭保存振興会~」

島田市「大井神社」。境内には両手を広げた珍しい銅像の姿が…。

「この像は、島田大祭の催しのひとつであります大名行列にある大奴の像です。今年は、待ちに待った3年に一度の大祭りの年となります。」

日本三奇祭のひとつ「島田大祭」が今週、いよいよ3年ぶりに開催される。元禄8年から、今年で109回目、300年以上の歴史を重ねてきたお祭りだ。

島田大祭保存振興会・堀江さん「島田大祭は、別名『帯まつり』とも言われています。島田の宿に嫁いで来たお嫁さんの代わりに披露したと言われております。お祭りで一番賑わう時は、『御神輿渡御』の日です。大名行列を筆頭にお神輿、鹿島踊り、そして5台の屋台が連なる1㎞以上にも及ぶ行列となります。特長としては、江戸時代に戻ろうよ、『バック・トゥ・ザ・江戸時代』、お祭りの催しをするにあたって、係りの連絡には携帯は一切使っておりません。人が提灯を持って走って、そして連絡事項を伝えています」

近年、歴史ある大祭も、昔に比べ祭りに参加する若い人が減少、問題となっている。保存会では、島田市内の小学校で「出前講座」を行い、祭の魅力を伝えると共に子ども達が祭りにたずさわるキッカケづくりを行っている。

「この練習は、屋台の上で踊る上踊りの練習です。子ども達は何か月前から、このように練習をしています。」

300年の歴史を受け継ぐ大祭への思いとは!

「島田大祭は、島田の人たちの誇りです!この祭りを何百年も続ける為に、次の世代の人たちに島田の祭りの魅力を伝えていきたいです。」

島田の街が、歴史と伝統が織りなす元禄絵巻一色に染まる。