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放送内容

2019/10/1(火)夜9時54分放送「#165~本橋テープ~」

「この高速で織っている商品は吉田町の地場産業であります、『細幅織物』通称テープと言うモノです。幅が約13cm未満の織物のことを地場ではテープと言います。このテープだと350本位の縦の糸に対して横の糸は1本なんですけど、丈夫でしなやか、特に風合いに拘ったものが特徴です。」

吉田町にある「本橋テープ」は、創業50年を超える、地場産業「細幅織物」のトップメーカー。カバンなどに多く使われる副材料や補強材、ネックストラップや安全帯などのテープを製造している。

「地場産業と言いながらも、テープと言うと地元の方ですら粘着テープを思い浮かべるんで、普段使うモノを、作った方が、みんながテープと言うモノを知ってもらえるキッカケにならないかなぁと思って。」

本橋テープでは、12年程前から、自社のテープを使った商品づくりを開始。細幅織物でバックなどを製作、カラフルでかわいいのに丈夫と人気になっている。

「前は、こういうモノを作ったらどうかな?と自分たちで考えていたんですけど、最近はお客さんの方から、こういうモノってできるかね?みたいな話は、頂くようになってきました。」

テープと、もっと触れ合ってほしい!地元・小中学生の職場体験やワークショップを積極的に開催、「テープ」の魅力を伝えている。令和元年、これまでの活動が業界再興に貢献したとして『藍綬褒章』を受賞した。

「もっともっと、テープを多くの方に知ってもらう為にも、世界で活躍できるテープを作って世界に発信していきたいです。眼鏡と言ったら「鯖江」、タオルと言ったら「今治」、テープと言ったら『吉田町』と思ってもらえるようにしたいです。」

本橋テープ株式会社:http://www.motohashi-tape.co.jp/