放送内容
2019/6/4(火)夜9時54分放送「#149~イラストレーター やまむらともよ~」
1600年以上の歴史を持つ焼津神社の社務所では、神主や巫女たちが一丸となって作業をおこなっていた。手にはかわいらしい表情をした「カエルの張り子」。
中心には焼津出身のイラストレーター、やまむらともよさん。「『かえるのる~くん』というオリジナルキャラクターの張り子のお守りをつくっています。神社のみなさんと私で一緒に考えてつくりました。かえるの表情は、私がひとつひとつ手書きをしています。」
カエルの背中に「な」の字で「叶える」。願い事を書いた巻物を背負わせ、叶うまで手元に置いておくという仕様だ。
やまむらさんが、『かえるのる~くん』で本格的に活動を始めたのは今から9年前。「大学の卒業制作を焼津の駅前のお店に飾ってもらったのがきっかけで、いろんな焼津のお店の方々とのつながりが増えました。」
商店街の店の看板、地元の店とのコラボ商品、焼津の街をめぐる「る~くんスタンプラリー」を企画したことも。いまや、やまむらさんの作品は焼津のあちこちで見る人を楽しませている。
「今こうして活動できているのも焼津のみなさんのおかげがあって、恩返しをしていけたらいいなという思いがあります。」今年3月、初の東京での個展を開催。焼津のお店とのコラボ商品も販売した。
「県外から焼津に来てくださる方が少しでも増えたり、焼津のことをもっと知ってくださるきっかけになれたらいいなと思います。」
やまむらさんと『かえるのる~くん』の挑戦はまだまだ続く。