放送内容
2019/5/14(火)夜10時54分放送「#146~ねじガール 興津螺旋株式会社~」
大きな機械が騒々しい「ねじ工場」。ここで働く20代の女性たち。人は、彼女たちを「ねじガール」と呼んでいる。
興津螺旋株式会社。創業80年を迎えた、ねじ製造のトップメーカー。
工場には、ねじ製造にたずさわる女性社員がいる。
社長の柿澤宏一さん「事務員さんで入ったはずの女性社員が製造現場でお仕事をしてみたいと。それが『ねじガール』の始まりです」
元々、ねじ工場は男の職場だった。そこに女性が、ねじ職人に憧れて入ってきた。
佐野瑠美さん「自分が手を加えることで、形なっていくっていうことが、すごく自分の中で衝撃的で、やってみたいなと思いました。ねじがきれいに仕上がると、すごくうれしいです」
現在、26人いる製造部門の10人が女性。「ねじガール」によって、職場環境もずいぶん変わり、業績もあがっている。
社長柿澤さん「女性目線で仕事を見直すことによって男でもこの仕事は大変だなとか、危険だなっていうことに気づくようになるので、見方を変えるという意味で、弊社の場合は女性目線で見ることが、成功に結び付いたのかなという風に思います」
今後「ねじガール」に求めるものとは?
「今は、製造現場でオペレーションをしている人が多いんですけど、技術者とか設計とか、また違う形で活躍してくれるようになるっていうのもひとつの方向性かなと思います」