2025/1/14（火）夜10時54分放送「#417 大井川地域・ジャバラで地域を元気に」

島田市湯日地区に広がる果実畑。そこで収穫されているのは柑橘系の「ジャバラ」。
栽培しているのは地元の農家、紅林貢さん。ジャバラの栽培を続けて8年になる。

きっかけは茶農業の衰退。高齢化と後継者不足。
更に茶価格の下落によってお茶作りが難しくなっている。
そこで紅林さんと地元の農家で新しい農作物を始めようと目をつけたのが「ジャバラ」である。

強い酸味と爽やかな香りが特徴で、ジュースやマーマレードなどの加工品に適している。
さらに花粉症などのアレルギーの抑制効果があるともいわれている。

ジャバラ栽培を広めるため紅林さん達は7年前、合同会社「大井川地域再生」を設立。
紅林さんは「お茶の裏作として冬に収穫ができて、収入にもなる。これを新しい産業として町を元気にしたい」と語る。
将来的には地元に加工場を作って更にジャバラの生産を活発化させたいと意気込んでいる。