放送内容
2024/4/30(火)夜9時54分放送「#382 移住者が修善寺紙を継承」
3年前、大阪から伊豆市修善寺に移住してきた舛田拓人さん。
近年、作り手がいなくなった地元の伝統工芸品「修善寺紙」の継承者に舛田さんが採用された。モノ作りが好きだった舛田さんは、昔ながらの製法で修善寺紙を作っている。
「修善寺紙」は修善寺で平安時代から1000年以上受け継がれている和紙。
地元で育てた三椏(みつたま)と呼ばれる植物の柔らかな内皮を水に溶かして、何度も漉きながら作る。
「1000年つないできた人たちの一員になるということは僕にとっては楽しいこと。それを地域の人を含め、様々な人たちに知ってもらいたい。」
舛田さんは「紙すき体験会」などを開き、地元の子供や観光客に、修善寺和紙の魅力を伝えている。
この春には、修善寺紙の専門店もオープンした。
「1000年続いてきた修善寺紙を次の世代につないでいく。そこで人を雇用すれば、町のためにもなる。」
今、舛田さんは修善寺紙で町を活性化することを目指している。
[HP] 修善寺紙谷和紙工房