2022/5/10（火）夜9時54分放送「＃287 尾川丁仏参道」

島田市大津地区にある千葉山智満寺。

この智満寺を終着点とした山歩きで人気なのが、尾川丁仏参道だ。
江戸時代後期、災いが起こらぬよう祈願して石仏が設置されたといわれており、参道入り口からおよそ100メートルごとに33体もの石仏がまつられている。

島田市の観光ガイド久保澤敏男さん「不思議な力があるといわれている、この智満寺にあやかって丁仏がまつられています。地元の人にとっても大切な参道だと思っています。」

地元で長年親しまれてきた丁仏。しかし、170年以上が経ち、ひびが入り、倒れそうな状態に。

見かねた地元の有志が声を上げ、丁仏の台座の整備作業が始まった。
数名から始まった整備だったが、大津地区の自治会にも声をかけ、その輪は大きくなっていった。

整備は1年とかからず終了し、今は新たな取り組みにも着手している。
「今、丁仏の脇にドウダンツツジを植樹しています。ここを歩かれる方に、より一層楽しんでいただければ嬉しいですね。」

より魅力的な参道を目指して…
「子どもたちをはじめ、多くの皆さんにこの参道を歩いていただいて、この歴史ある文化遺産を後世に伝えていきたいと思います。」