2021/08/10（火）夜9時54分放送「＃250 河村養蜂場」

牧之原市で親子三代にわたって養蜂業を営む河村充さん。

春から夏にかけてハチミツの採取は最盛期を迎えている。

「巣枠を絞ってハチミツが出てくる瞬間が一番好きですね」

ハチミツ作りに真剣だった河村さん。電気店と兼業であった河村さんの養蜂業、本格的にハチミツの生産を始めたのは三代目の充さんになってから。

「他にはないハチミツを作りたい…」その思いから電気店をやめて、ハチミツ作りを一から学びなおそうと、2015年に静岡県の農林大学に入学。

学校では養蜂技術と経営学を専攻、どうすればおいしいハチミツができるか、どうすればうまく販売することができるかを学んだ。

そして卒業後の2017年にオリジナルのハチミツ「ハニーボーイ」を商品化。

6月、7月、8月にそれぞれ採取したハチミツを月別に瓶詰めしたもの。月ごとにミツバチが集める花粉の種類が違うので、色も味も香りも異なる。

特徴ある商品が人気を呼び、発売当初は年間200kgの生産量が3年後には900gまで増産。今では百貨店やショッピングセンターに並ぶほどになった。2020年には地元に根付いた優良食品として農林水産大臣賞を受賞。

河村さんは「牧之原と言えばお茶というイメージだが、いつかは牧之原の農産物といえばハチミツ！と言われるようにもっとふるさとのハチミツを広めたい」と語る。

ホームページ 河村養蜂場　https://honey-boy.com/