放送内容
2021/6/22(火)夜9時54分放送「#245 JA遠州中央「いつみ」」
緑豊かな県下有数のお茶の産地。JA遠州中央では地元で収穫されたお茶のブレンドやパッケージングなど、緑茶の普及に力を注いでいる。
JA遠州中央鈴木康一さん「試飲イベントなどお茶の普及活動に努めています。今、若い人たちが急須でお茶を入れて飲むということが、だんだん少なくなってきているのかなと思います。」
そんな中、追い打ちをかけるように新型コロナの猛威が襲い掛かり例年行っている試飲イベントが中止に。
「このままいくと、本当に急須で入れてお茶を飲むという日本の文化がなくなってしまうのではないかという危機感がありまして。少しでもお茶を飲んでいただける人を増やしたいと。」
この状況を打破するため開発したのが若い人も手軽に緑茶を楽しめるティーバッグ。
「名前は“いつみ”と言います。」
濃厚な味わいが特徴の天竜茶。渋みとうま味が調和した磐田茶。春野茶は優しく爽やかな香り。森のお茶はコクと香りが濃厚。袋井茶は良質なコクが特徴。それぞれの産地の思いがつまった、「いつみ」。「こういった時こそやっぱりゆっくりとお茶を飲んでほっと一息家族でついてもらうというのが非常にいいのかなという風に感じます。」
そして、このお茶を開発した、もうひとつの理由が。
「お茶を作る生産差の方も高齢化が進みなかなか難しい状況にある。若い方々にお茶を一杯飲んでいただいて、この方たちが自分もお茶を飲む側から、作る側に回ろうか、そういう風な気持ちになっていただければ、非常に嬉しく感じます。」