放送内容
2021/4/13(火)夜10時54分放送「#235 足久保ティーワークス」
静岡市街から車で30分のところにある足久保地区。山の傾斜で水はけがよく、おいしいお茶ができるといわれ、静岡茶発祥の地として知られている。
足久保ティーワークスは、平成9年にこの地区のお茶農家50軒が集まり設立された組合で、茶園の管理、栽培、製造などを行っている。
加藤貴彦さん「残念なことに茶農家の数も減ってきて、それに伴って売り上げのほうも減ってきています。」
便利なペットボトルのお茶の普及に伴い、製茶の小売りは減少傾向にある現在、足久保の茶農家も30軒に減り、売り上げも半分に落ち込んだ。
「たくさんの方に足久保茶を知ってもらうために、3年前よりカフェを併設しました。」
「ティーワークスカフェ」と「山茶寛」。静かな山間で飲む本格茶の評判は上々だ。
「最初は全然認知度もなくて、全然お客さんも来なかったんですけど、SNSとかで少しずつ広めていって、少しずつ認知度も上がってきたんですけど、そこでさらに茶畑オーナー制度を始めました。」
茶畑のオーナーになることで、足久保のお茶づくりを応援。その特典としてお茶が届けられるなど、様々なサービスを受けることができる。生産者と消費者をつなげる手段としてはもちろん、減少する茶畑の有効活用にも一役買っている。
「オーナー制度の茶畑にテラスを作って、茶畑を見ながらお茶を飲めるという、なかなか体験できないようなことを体験してもらって、たくさんの人に足久保を楽しんでいただければと思います。」