放送内容
2020/4/14(火)夜10時54分放送「#190多好喜~未来の農業『カイゼン』~」
掛川市の農業法人「多好喜(たすき)」。地元名産の掛川茶をメインに、イチゴやシイタケなど、12人の農家が共同で管理をしている。
多好喜は、およそ2年前、大手自動車会社のノウハウ「カイゼン」を農業に応用した実証実験に参加。茶業では全国初の取り組み。
代表・髙野大介さん「当初は、7ヘクタールちょっとでスタートしているんですけれど、同じ人数で倍の面積がやれているところが、すごく結果が出ている。」
取り組みは大きく分けて二つ。
まずは、豊作計画。会社が管理する数ある圃場に農家を割り当て、作業内容を指示。圃場ごとの遅れ進みなどが明確化された。更に、そこで得られたデータを分析し、その先の計画にも活用している。
もう一つは、現場改善。「シャッターが重いとか作業台が高いとか、何が問題かをみんな相談して書いてもらって。効率化ですね。」「年配の方が慣れていないとか、最初は難しいのかなと思っていたんですけれど、皆の意識が変わってきたなというのは実感しています。」
変わりゆく農業。その先を見据えたNEXTとは…。
「これからも次の時代に残せるような茶業界のベースをつくっていきたいです。」
掛川が誇る茶業が「未来へ」とタスキを繋げていく!