放送内容
2020/3/17(火)夜9時54分放送「#188~ソーニョ フットボールクラブ~」
6年前、掛川に誕生したフットボールクラブチーム「ソーニョ フットボールクラブ掛川」。創設したのは、地元出身の指導者久道翔太さん。
「この掛川地域というのは、静岡県はサッカーどころなんですけど、清水や藤枝、浜松、磐田に比べるとまだまだサッカー文化が根付いていない。『ソーニョ』というのはポルトガル語で『夢』という意味で、この地域の子どもたちがサッカーを通じて夢を持てる環境にできたらなと思いました。」
ジュニアユースチームには、20人以上の中学生が登録。平日は週3回。週末には、試合や合宿を組み込む。多感で成長期である彼らに、より有効な練習法とケアを実践している。
「小さいボールを使ったり大きいボールを使ったり、いろんなボールを使うことで、常に脳に刺激が入った状態で神経系の発達を促したり、ボールコントロールや体の動かし方がスムーズになるということを目指してやっています」
選手が着ているトレーニングシャツ。その背中には、周りの大人たちへ向けたとあるメッセージが。
「『Coragem que tel sonho』というポルトガル語で『夢を持つ勇気を』という意味で、私たち大人も選手に夢を与えているのか、私たち自身もこの文字を見るたびに意識できるように、クラブのウェアに掲示しています。」
「今のソーニョのユニフォームを着ている3年間がすべてじゃなくて、その先のステージで羽ばたいていくための『通過点』ということで私たちは捉えています。この地域から日本を代表する選手とか、世界へ羽ばたいていける魅力ある選手を育てていきたいと思っています」
掛川から世界へ。久道さんの目には、夢のピッチへ立つ少年たちの姿が見えている。