放送内容
2020/1/21(火)夜9時54分放送「#180~掛川西高パソコン部~」
高校生がつなぐ、地域と人。そこには、学生だからこそ見える景色があった。
ICT・情報通信技術を使った取り組みに力をいれている静岡県立掛川西高等学校。この取り組みがきっかけで始まったあるイベントが今、1つの部活を大きく動かしている。
パソコン部の掛川城プロジェクションマッピング。やりたいと声をあげたのは掛川西高の生徒たちだった。
3年小杉勇翔さん「掛川に恩返しがしたかったんです。そこで掛川って大きい祭りとかないよなってなり、この企画があがりました。」
しかし課題は多かった。企画書作り、市役所や企業への協力要請、クラウドファンディング、すべてパソコン部の生徒が行った。
「イベントの当日はドキドキでした。人は集まるのか、映像はちゃんと流れるのか、心配することばかり。でも、当日は約2000人が集まってくれて『またやってほしい』という声もたくさんいただけて、本当に嬉しかったです。」
1歩1歩の積み重ねが高校の1つの行事という枠を超えて、今では掛川市の大きなイベントにまで成長した。
去年6月、パソコン部は掛川のさらなる活性化を目標に「掛川観光ナビ」という観光サイトを開設。
部長・伊藤和暉さん「掛川って歴史が深かったり魅力がたくさんあるのに、外への発信が足りていないと感じました。掛川と人を繋げる場所になればいいと思って、作ることにしました。」
いろんな人たちの力を借り、掛川城周辺の情報はパソコン部の生徒たちが自分で取材へ。何のしがらみもない高校生だからこそ作ることができる、掛川の観光サイトが出来上がった。
「今は掛川城周辺での活動が多いのでエリアを拡大して、もっと掛川をいろんな人につなげていきたいです!」