2019/12/3（火）夜10時54分放送「#174～緑の谷のごちそうテラス CoCoChi～」

緑豊かな竹林の谷が広がる浜松市・大久保町。この地に3年前にオープンした農園レストラン「緑の谷のごちそうテラスCoCoChi」。

代表の谷野剛一さん「大久保町の周りを見ると竹やぶに囲まれているが、どんどん竹やぶが荒れ放題になってきて、この放置竹林をなんとかしたいと自治会からも要望があって。レストランをやるということと、放置竹林を解消していくということがうまく成り立つんじゃないかということで、運営を始めました。」

大久保町は、およそ300種の野菜を出荷する全国有数の多種野菜産地。それが、放置竹林の増加により地域の生態系に悪影響を及ぼし農業を圧迫していた。

「竹は見てわかるように、繊維質がすごくある。オリゴ糖もある。そして乳酸菌があるということで、腸内環境をよくする三大要素じゃないですか。これをレストランの入れられるものにいれていく。」

増え過ぎた竹を有効活用すべく竹パウダーを開発。それをパスタの生地などに練りこみ、レストランのメニューに。スイーツメニューの一つヨーグルトには、竹の乳酸菌を使っている。さらに、竹からつくったチップを農家に分け、畑の土壌を改良。そこで採れた、新鮮な野菜をつかった前菜ブッフェは、農園レストランの目玉となっている。現在、大久保の竹を使った「メンマ」を開発中。

「大久保町、浜松の特産品になっていけばいいなということで、浜松メンマという名前で試行錯誤してやってます。」「竹の『た』は宝物の『た』だと俺は思っているぐらいですけど、竹の価値をあげる。それによって、村おこしのひとつになればいいかなと思います。」

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