2019/10/22（火）夜10時54分放送「#168～おやじ料理で笑顔の福祉活動～」

エプロン姿で楽しそうに料理を作るおじさん達。６０代後半から７０代、団塊世代の男性１８人が集まる料理教室。
サークル名は「おやじサロンぎゃるそん」。静岡市清水区の社会福祉施設で、月２回定期的に開催されている。

成毛さん「平均年齢７１歳。リタイア組もいれば、現役組もいます。料理が好きで入ったひともいるし、奥さんに勧められて入ってきた人もいます。」

教えるのは清水で洋食レストランを営む現役シェフ。「おいしいもの作るのもそうだけど、楽しくやれればいいかなって感じ。」(シェフ池田さん)

「おやじサロンぎゃるそん」は、料理だけではなく、様々な福祉活動も行っている。
「休耕田を借りて野菜作りをして、福祉に活かしております。」

さつまいもやジャガイモなどを栽培し、収穫時期に清水特別支援学校の生徒を招き、芋掘り体験を行っている。
「私たちと一緒に畑作業をして収穫というのはこういうものだということを味わってもらいたいなという思いでやっています。」

他にもお年寄りの車椅子を押す支援活動、地元の子供達に手作りクッキーのプレゼント、先月開催された「福祉のまつり」では、お得意のハンバーガーや大学芋を販売。社会福祉への理解を広めるために積極的に活動を続けている。

「これまで、いろんな分野で仕事をしてきた人たちなので、それぞれの培ったノウハウがでてくるので、みんな楽しみながら福祉活動ができるということで、喜びを感じていると思いますよ。」

おいしい料理と共に、最高の笑顔を届け続ける。
「私たちより、もうすこし若い方にこの活動に賛同して頂いて、料理と福祉で、この清水、静岡を盛り上げていければなと思います。」