2019/5/21（火）夜9時54分放送「#147～磐田市『桶ケ谷沼ビジターセンター』～」

磐田市東部に位置する「桶ケ谷沼」。別名「トンボの楽園」。

「桶ケ谷沼ビジターセンター｣細田所長「ここの桶ケ谷沼は、磐田市には結構多かった湿地帯で、自然環境が守られている所ですね。いろんな動植物、昆虫も見られる、そういう場所です。」

桶ケ谷沼では、これまで70種類ものトンボの生息が確認されている。中でも、今ではなかなか見られない「ベッコウトンボ」の生息地として全国的に知られる場所だ。

「ベッコウは、春出るトンボで生息地も本州では、静岡県くらいしかいない絶滅危惧種にも選ばれているくらいの珍しいトンボですね。」

4月下旬、およそ200人が参加し、「ベッコウトンボの個体数調査会」が開かれた。今年確認された、ベッコウトンボの数は102匹。去年の91匹を上回りました。

「ベッコウというのは、突然パタっといなくなると言われていますので今年も何とか出てくれて、よかった。」

静岡県は、「桶ケ谷沼」を自然環境保全地域に認定。桶ケ谷沼ビジターセンターを拠点に自然保護や検査研究を行っている。また、子供たちが自然とふれあい・学ぶ自然体験学習「おけがや自然塾」を開校。一年を通して、桶ケ谷沼の自然を体験する。

子どもたちは「楽しかったです、いろんな生き物が見られる」「トンボが好きだから、もうちょっと増えてほしいな。」

細田所長「ベッコウトンボをシンボルとして若い人たちに是非、桶ケ谷沼の良さを知ってもらっていつまでもトンボの楽園として、残っていってもらえれば、いいと思っています。」

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