放送内容
2016/9/6(火)夜10時54分放送「#19~戸田塩の会~」
『戸田塩(へだしお)の会』
沼津市戸田。多くの観光客で賑わう海水浴場のそばで作られているのは伝統の塩、戸田塩。
この塩は、1500年位前、安康(あんこう)天皇が病気の治療のため使ったことが古文書の中に残っていて、それを元にして町おこしのために作り始めたという。
戸田塩の会、副理事長の中村多恵子さんは「最初は塩の作り方がわからず、昔作っていた長老の方を訪ねて、話を聞いたり、全国を飛び回って勉強してきました。」
4年の歳月をかけてたどり着いたのが海水を使った昔ながらの製法。
戸田の沖合い水深20メートルから汲み上げる駿河湾の黒潮。この海水を窯に移し沸騰させること半日以上。
地元・沼津ブランドにも認定された戸田塩。戸田塩の会では小中学生に向けた体験学習を受け入れ塩作りを通して自然の恵みや食の大切さも伝えている。
中村さんは「これからもおいしい塩を作って行きたい。自慢じゃないですけど一番おいしいと思いますよ」と笑う。