放送内容
2021/2/23(火)夜9時54分放送「#229~諏訪原城観光ガイド 植野修さん~」
続日本100名城に選定されている諏訪原城。かつて武田と徳川の国盗り合戦の舞台となったこの城跡で観光ガイドを務めるのが、植野修さん。その諏訪原城の魅力とは?
「武田の築城術といわれる“丸馬出”ですとか、そういったモノが随所に見られる城ということ。」
ガイドをする植野さんが、歴史に興味をもったきっかけは、旧東海道金谷坂石畳の復元を目的とした“町民一人一石運動”。
「お客さんを迎え入れようという、そういう気運が高まった。」
金谷には良い史跡や歴史がある!そのことを発信していきたいと思った背景には、古くからこの地域に住む人々の自虐的な歴史観があった。
「金谷の歴史って言ったらね、意地悪な川越し人足だとか、大泥棒の話しかないだら?って感じですよね。偏見とか、誤解に基づく 歴史観っていうのが、あったような思いがします。」
間の宿菊川の里や、お茶を日本にはじめて広めた栄西禅師像など、まだまだ誇れる史跡が沢山あると植野さんは語る。植野さんが観光ガイドをする上で大切にしている事とは?
「知識の押し売り型の案内はしない、そういう気持ちでガイドしたいとおもっています。」
子ども達をガイドする時は、お城そっちのけで草木について説明する事もあるという。諏訪原城で金谷の魅力を発信する植野さんの目指すこととは。
「子ども達が鬼ごっこやったり、宝探しやったり、あるいはチャンバラごっこやったり、それを後々、思い出していただいて、また再びここへ訪れてくれることを期待しているわけです。」