放送内容
2019/9/24(火)夜10時54分放送「#164~蝉しぐれの盆~」
磐田市の北部、豊岡地区。ここで毎年8月のお盆に行われるのが、今年で11回を迎える「蝉しぐれの盆」。発起人は、地域の活性化を目指すグループで会長を務める乗松洋一さん。
「この蝉しぐれの盆は、近隣の地域の遠州大念仏を一同に集めてご披露になる行事です」
大念仏とは、「念仏組」と呼ばれる一団が笛や太鼓の音に合わせて、組独自の踊りや念仏を唱えるもの。「遠州大念仏」は「三方ヶ原の戦い」で亡くなった方々を供養したのが始まり。「蝉しぐれの盆」が開催される以前は、初盆を迎える家でしか見ることができないものだった。
「私は、生まれも育ちも豊岡地区。子供の頃から、太鼓や踊りが…胸にじ~んと来ますよ」。
しかし現在、「念仏」を唱えるグループの数も、年々減少している。
乗松さんたちグループは、遠州大念仏を守るため、様々なイベントを発信してきた。
「伝統行事を守るためには、若者が欲しいですよね。若者がどう興味を引くかっていうのがテーマでしょうね」
そんな乗松さんには、ある意外なアイディアが!
「今度、東京のある大学とコラボして、もうちょっと洋楽も取り入れた大念仏って面白そうじゃね?って。それイコール地域起こしに繋がると思います。続けていきたいですね」