インターハイ、更には静岡県高校総体の中止が
初めて決定しました。
誰も悪くない。悪いのは見えないウイルスです。
この大会が全国を目指せる唯一の大会だった高校生。
この大会を最後に大好きなスポーツ(部活)から離れ、受験勉強に切り替える高校生。
この大会で自分の力がどこまで通用し、己の限界に挑戦しようとしていた高校生。
この大会で活躍し、プロアスリートを目指すための第一歩となるはずだった高校生。
高校生の青春ともいえる大会が一つ失われてしまいました。
私も、
高校2年生、3年生の時にこの舞台に立ち、全国インターハイにも出場しました。
周りの生徒が夏休みを満喫する中、
35℃を超える灼熱のピッチで、必死に練習し必死に走り、死ぬ気で戦いました。
想像を絶するほど苦しく、タフな戦いで
逃げ出したくなるほど辛いのに、勝ちたい。
色んな葛藤を抱き挑んだことを、鮮明に覚えています。
必死に戦って掴んだ勝利だからこそ、得られる高揚感や達成感
その経験が、今の自分の人生に直結していると強く感じます。
そんな夢の大舞台が、見えないウィルスに奪われてしまったのです。
しかし
大会の為に努力した事や懸命に練習に臨んだこの経験は、
見えないウイルスとは違がって、
必ず目に見える結果として表れてくると、私は信じています。
だれも経験したことが無い
今の高校生にしか分からない、この悔しい気持ちを
先が長い人生に活かしてほしいと、強く願っています。
本当に残念ではありますが
特に高校3年生は、残された高校生活を懸命に生きてほしいです。
もちろん、ウイルスの終息が先決ですが
なんらかの形で、高校生の活躍の場が設けられることを祈るばかりです。
※去年のサッカー静岡県高校総体の様子。