あまりに衝撃的なあの日を、振り返ります。
1月13日(月)。
静岡の高校サッカーの歴史が動きました。
静岡学園、全国選手権 初の単独優勝!!
今でも夢の中で、
あの 決勝の風景が出てくることが。
試合の途中で目が覚めて。
「あれ・・・? 全国優勝、したんだよね・・・?」と。
実は、それくらい夢見心地な6試合でした。
ありがたいことに、チームに一番近い所から
ベンチリポートをさせていただきました。(奥・川口監督 手前・私)
6試合で19ゴール。
得点が入るたび、勝つごとに、興奮し、冷静にいなきゃと思いながらも心は舞い上がり。
一方で、選手達の方がクールで。そして一戦一戦、逞しくなっていきました。
試合後の取材。
その後、決勝で2ゴールを挙げヒーローとなる
CB⑤中谷颯辰(そうしん)選手です。
帰って来る言葉が本当に落ち着いていて。
試合を冷静に分析できていました。
「頭の中が整理できている」ことが、
チームを安定させているのでは・・・と感じるようになりました。
静岡サッカー100年の節目の年度。
国体少年の部で優勝!
女子の選手権も藤枝順心が全国制覇!
初戦には、OBの三浦知良選手が初めてロッカーを訪れ、チームを後押し。
全てが味方し、静岡学園に風が吹いたように感じた大会でした。
今回の静岡学園には、
この風をプレッシャーに感じることなく、
追い風に変える 精神面の強さ がありました。
だからこそ、決勝で青森山田に0-2のビハインドとなっても、
試合中に立て直し、逆転できたんだと思います。
あとで聞くと、
「青森山田の方が体力的に落ちてきている。
このまま戦えば必ず逆転できる」と全員が思っていたそうです。
見事、逆転優勝(3-2)で24年ぶりに優勝旗を静岡県に
持ち帰ってくれました。
王国復活へ。
新チームの戦いは既に始まり、
静岡県内も戦国時代へと突入か。
新時代の覇権を争う、新人大会はいよいよ決勝戦。
あす月曜、24時59分から放送です。