遠藤選手は鹿児島実業高校卒業後、Jリーグ一筋26年。
日本代表とJ1で、歴代最多出場を誇り、
今年Jリーグ30年のMVPに選ばれたレジェンドです。
そんな選手がジュビロに加入したのは2020年10月。
コロナ禍真っ只中でしたが、とても嬉しいニュースに胸躍ったことを覚えています。
約1年半はガンバ大阪からレンタル移籍という形でしたが、2022年にはジュビロ磐田へ完全移籍。
遠藤選手といえば、リーグ初タイトルなどに貢献したガンバ大阪のイメージが強かったこともあり、サッカーファンを驚かせました。
その時、「Dスポでお話しするのはどうか」と、単独インタビューを提案していただきました。
「もちろんガンバでプレーしたい思いも多少あった。
少しは迷ったけど、2021年に1シーズンまるまるジュビロでプレーをして、J2優勝して、ジュビロでJ1にチャレンジしたいという思いが強かった」
と完全移籍を決断した理由を語りました。
たくさん取材させていただいた中で、遠藤選手の考え方をもっとみなさんに聞いてほしい!と思い、私が企画・立案した「蹴刊ヤット節」
Dスポのレギュラーコーナーとして放送していました。
これも、遠藤選手は快諾してくださり、
遠藤選手にとって初めてのレギュラーコーナー誕生となったのです。
「理想の監督像は?」
「雨の日の試合ってどう?」など、ゆる~く語ってくれる楽しいコーナーが出来上がりました。
今でもアプリシズオカンでご覧いただけます。
これまでの取材の中で、
「いつまで現役を続けたいですか?」と聞いたことがありました。
「あまりないです、今のところ。
楽しくサッカーするためには健康が一番なので、体調崩さずやりたいな。
それができている限りはやるのかな~。自分でもわからない。
でも辞める時は必ず来るので、楽しめたって思ったらやめるかもしれないですね。」
まだまだ遠藤選手のサッカーが見たかったというのが本音です。
というより、もう遠藤選手のプレーが見られないというのがまだ信じられません。
でも、遠藤選手の中でその時が来たのかな・・・と、決断を尊敬します。
年末のKICK OFF! SHIZUOKAで放送したPK対決。
これが遠藤選手の現役ラストロケだったそうです。
出会って約3年半ですが、たくさんの機会をいただきました。
職業病かもしれませんが、私は美しい言葉を紡ぐ人がとても好きで、
遠藤選手にはそんな魅力もありました。
心地の良い、寄り添う言葉を選んでくれる方だなと感じています。
たくさん学ばせていただきました!
そして何より、目の前で、サックスブルーのユニフォームを着てプレーする遠藤選手を見ることができて幸せでした!
今季からは、ガンバ大阪のトップチームのコーチに就任することが発表されました。
以前より指導者に興味があることは番組でも話されていたので、
いよいよ指導者としての一歩を踏み出すのだな、と、新たな道も楽しみです。
これからも、サッカー界に遠藤選手らしい風を吹かせてくれることを期待しています!
たまたまですが、引退発表は私の誕生日。
自分が歳を重ねるごとに、遠藤選手のことを思い出しそうです…