勝負の世界は厳しい・・・

5万3000人以上が駆け付けた国立競技場。

試合前は超笑顔でした

エスパルスのJ1昇格プレーオフ決勝は、衝撃的な結末となりました。

 

1-0で迎えた後半51分。

エスパルスは試合終了間際にPKを与えてしまい、失点。

試合は1-1で終了し、年間順位が上だった東京ヴェルディが16年ぶりのJ1復帰となりました。

 

もうあと少しで昇格でした・・・

こんな結末があるのかと、しばらく結果を受け止められませんでした。

 

エスパルスのシーズンを振り返ってみると、

7節まで勝ちなし。

監督交代の後、秋葉体制で8節に初勝利。

一時は19位に沈んだ順位も、35節で自動昇格圏内の2位に浮上しました。

それでも、その順位を守りきれず最終節で4位転落。

プレーオフでも勝ち切れず、昇格を逃しました。

 

プレーオフ決勝翌日のKICK OFF! SHIZUOKA に出演した城彰二さんも

「取りこぼしてしまった試合が何試合かあった。37節藤枝戦、40節熊本戦、このあたりで決められた」と話していました。

他のチームが足踏みしていた時に、勝たなければいけない時に、勝てなかったことが

最終的な結果につながってしまいました。

 

「ふがいないシーズンだった」

言葉を絞り出しながら振り返ったのはチームの中心だった乾貴士選手。

 

試合終了後、

手で顔を覆い自力では立ち上がれなかった選手、

涙を流しながらサポーターを見つめる選手・・・

ピッチにいる選手たちは死力を尽くして戦ったと思います。

 

今季たくさん取材をさせてもらったエスパルス。

私は今季のエスパルスが大好きで(毎年言ってますが)

大好きな選手・監督・スタッフのみなさんだったからこそ、

最後はみなさんの笑顔が見たかったなぁという気持ちで、つらく悲しかったです。

 

J2で4位。これはエスパルス史上最低の順位です。

この結果を受け止めて、進んでいくしかありません。

 

クラブとして大きく跳ね上がるための蓄えの期間だと信じて、

来季J2で戦う姿もしっかりと見届けたいと思います。