2024年1月15日

初揉み会

先日、久しぶりにお茶の
「手揉み」を体験してきました。

今は販売されているほとんどの日本茶が
機械でつくられていますが
元々は人の手でつくられていました。

畑で収穫した茶葉を蒸した後
様々な工程を経て
針状になるまで揉んでいきます。
揉むことで茶葉の組織をこわして
お湯を注いだ時に
お茶の成分を出やすくするのです。



この日は、伝統の手揉み文化を
継承しようと活動している
「静岡市茶手揉み保存会」のメンバーが集まり
静岡市内の公民館で
新年の「初揉み会」が行われました。



数人一組となり
焙炉(ほいろ)と呼ばれる加熱した台の上で
和紙の上に広げた茶葉を
ほぐす→転がす→こねる→揉む
様々な手の動きを
師匠に教えていただきながら
お茶を形づくっていきました。



朝から作業すること、5、6時間!
やっと最後の乾燥する工程に。
(揉みたての茶葉で
お茶の文字を描いてみました)



長時間お茶に触れて
いい香りに癒されながらも
なれない姿勢を続けたため
背中と腰が・・いたたたたっ・・
翌日、すぐには起き上がれない
体になりましたが
自分たちで揉んだお茶を淹れると
格別な味がしました。

昔の人は新茶の季節に
ほとんど休むことなく
何日もお茶を揉んでいたかと思うと
本当に頭が下がります!

「手揉み」は様々なお茶のイベントや
島田市の「ふじのくに
茶の都ミュージアム」などで
誰でも気軽に体験できますので
興味がある方は是非♪