2025年4月

「茶業研究センター」リニューアル

新茶の季節になりましたね!
every.しずおかでは
様々なお茶の話題をお伝えしていますが
私自身もお茶関連のお仕事が多くなっています。

この春、リニューアルした
県のお茶の研究施設「茶業研究センター」の
開所式では、司会をさせていただきました。
117年もの歴史ある研究施設で、
この度、本館・新研究棟がリニューアル。

施設内を取材すると、研究室では
研究員が最新技術を使ってお茶の遺伝子を解析し
品種の特性をデータ化したり
施設内の茶畑では、
様々な特性のある茶の木を育成、
交配、選抜して、新たな品種を作り出したりしていました。

研究員の川木さんに、ここで誕生した
新たな品種「しずゆたか」と「ゆめすみか」について
教えていただきました。

「しずゆたか」は収穫量が多く
(やぶきたの約2倍!)
病気に強い品種で
有機栽培にも向いているといいます。

「ゆめすみか」はスミレのような
良い香りが特長のお茶。
茶業研究センターで開発された
「香り緑茶製法」という製法でつくると
その特長が最大限に引き出されるといいます。
今、若い女性を中心に花や果実のような
香りがするお茶が好まれる傾向もあるため
消費が期待できそうです!

歴史ある施設が新たなスタートを切って
ますます、茶業が元気になる研究開発が
行われるといいですね