2018年7月

聖一国師とうどん

静岡のお茶の祖といわれる聖一国師
静岡で生まれた鎌倉時代の高僧で、
中国から茶の種を持ち帰り、
静岡市に撒いたことで
知られていますが・・・
聖一国師の功績は、他にも色々とありました!

先日、福岡県福岡市で行われた
博多祇園山笠」を取材して来ました。

このような大きな「山笠」を担いだ男衆が
勢いよく博多の街を駆け回る
迫力のあるお祭りですが、
実はその起源も、聖一国師
約800年前に聖一国師が
疫病が流行った博多の街を鎮めるために
水を撒いたことから、始まっているそうです。

博多には聖一国師が開いた
承天寺というお寺がありますが、そこには・・・

左は「うどん、蕎麦発祥の地
右は「御饅頭所」と書かれた石碑です。
そう、うどんや饅頭などの粉もの文化も、実は聖一国師が
中国から持ち帰った製粉技術によって
広まったといわれています。

そこで博多のうどん店へ。
ごぼうの風味がよく出汁も優しいうま味が広がる
ごぼう天うどん」。

もちもちつるつるの麺は、少し茶色がかっていますが
こちらのお店「博多あかちょこべ」のご主人が
聖一国師が伝えた頃のうどんを再現した
メニューなのです!

古代胚芽入り」のうどん。
800年前、こんな味だったのかな・・・
静岡生まれの偉人に思いを馳せて
タイムスリップした気分で美味しくいただきました。
皆さんも、博多に行かれたときには、是非。