こちら、静岡市の職員が手にしているのは
一見普通の砂のようですが・・・
「溶融スラグ」と呼ばれるものなんです。
溶融スラグ・・・難しい名前ですが、
とても画期的な砂で、「農作物の肥料」として、
今後普及することが期待されているんです。
(静岡大学で稲やワサビ栽培の実証実験が行われていて、
稲の実験では収穫量が20%~30%アップしたそうです)
取材して驚いたのは、この溶融スラグは、
私たちが出した「家庭ごみ」からできているという点!
静岡市葵区の西ヶ谷清掃工場で
収集した「家庭ごみ」を高温で溶かしてつくられています。
(大量の家庭ごみ。この後、炉の中に投入され1800度の高温で処理されます)
静岡市と静岡大学、新日鉄住金エンジニアリングがタッグを組んで
全国で初めて開発された方法で家庭ごみからつくられた「溶融スラグ」。
今後、肥料としてどのように普及していくのか。
ごみの有効利用の方法として注目されます!!