浜松開誠館高校。創部は2005年。近年急速に成長し、
長い静岡のサッカー史に風穴を開けてきた遠州の風雲児です。
藤枝東高校。創部100年目・選手権全国大会出場は県勢最多の25回。
4回の選手権全国優勝を誇る静岡の盟主です。
両校がぶつかった、全国高校サッカー選手権 静岡県大会決勝。
0対0の末のPK戦。軍配は浜松開誠館に上がりました。
初優勝の2018年度から、直近8大会で3回目の優勝。
静岡学園に次ぐ、近年の優勝回数です。
遠州の風雲児が最後に勝負強さを見せました。
一方の藤枝東。
2021年からの5大会で4回目の準優勝となりました。
3連覇を目指した静岡学園を準決勝で下し、
伝統の強さを復活させて臨んだ決勝でした。
何度もショートカウンターをしかけ、
得意のクロスから決定機も創出しました。しかし、あと一歩。あと一点。
10年ぶりの優勝は届きませんでした。
試合後は、両者に送られた拍手がスタジアムを包みました。
最後まで全力を絞り出す高校サッカーに、改めて心が揺れました。
選手、監督、スタッフの皆さん、保護者の皆さん。
運営されてきた先生方、支えてこられた全ての皆さん、お疲れさまでした。
そして解説の元日本代表=城彰二さん。
名勝負に寄せた名コメント。
「PKは本当は見たくない・・・」など、
寄り添う一言をありがとうございました。
私たちも、取材活動や中継を通じ、
全ての力をスタジアムで出し切ったつもりです。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!


