2025年11月

遠州の風雲児が頂点に

浜松開誠館高校。創部は2005年。近年急速に成長し、

長い静岡のサッカー史に風穴を開けてきた遠州の風雲児です。

 

藤枝東高校。創部100年目・選手権全国大会出場は県勢最多の25回。

4回の選手権全国優勝を誇る静岡の盟主です。

 

両校がぶつかった、全国高校サッカー選手権 静岡県大会決勝。

0対0の末のPK戦。軍配は浜松開誠館に上がりました。

初優勝の2018年度から、直近8大会で3回目の優勝。

静岡学園に次ぐ、近年の優勝回数です。

遠州の風雲児が最後に勝負強さを見せました。

 

一方の藤枝東

2021年からの5大会で4回目の準優勝となりました。

3連覇を目指した静岡学園を準決勝で下し、

伝統の強さを復活させて臨んだ決勝でした。

何度もショートカウンターをしかけ、

得意のクロスから決定機も創出しました。しかし、あと一歩。あと一点。

10年ぶりの優勝は届きませんでした。

 

試合後は、両者に送られた拍手がスタジアムを包みました。

最後まで全力を絞り出す高校サッカーに、改めて心が揺れました。

選手、監督、スタッフの皆さん、保護者の皆さん。

運営されてきた先生方、支えてこられた全ての皆さん、お疲れさまでした。

 

そして解説の元日本代表=城彰二さん。

名勝負に寄せた名コメント。

「PKは本当は見たくない・・・」など、

寄り添う一言をありがとうございました。

 

私たちも、取材活動や中継を通じ、

全ての力をスタジアムで出し切ったつもりです。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!