2025年7月

浜松開誠館、全国初勝利!

2005年に高校のサッカー部が創部し、

静岡の高校サッカー界に風穴を開けて来た 浜松開誠館。

冬の選手権全国大会の出場はここまで2回。

2018年度は、国見を常勝軍団に鍛え上げた 故・小嶺忠敏監督が率いた長崎総大附属に惜敗(0-1)。

2022年度は、その後全国準優勝へと駆け上がる熊本の強豪・大津に惜敗(PK負け)。

ずっと苦杯をなめて来た開誠館が、夏のインターハイに初出場。

全国初勝利に向け、滋賀県代表の立命館守山と対戦しました。

試合直前、川合主将がおもむろにリュックから

取り出したのはサッカーノート。

これまで学んだことを整理して臨む、真摯な姿に心を打たれました。

 

前半4分に開誠館が先制パンチを浴びせ、

立て続けに得点! 前半だけで、なんと4-0。

大量得点が入ったあと、後半をどうマネジメントするのか。

しかし、青嶋文明監督はさすがでした。

「君たちが  “いい選手だね”  と外から言われること。それがおれの喜びだ。

 君たち個人の価値を高める後半にしてきて欲しい」。

夏のインターハイは、選手の進路にも影響します。

青嶋監督は選手1人1人のモチベーション気を最大化し、後半にも3点追加。

 

なんと7-0の大勝でした。

近年の静岡の高校サッカーは、静岡学園が牽引し、

静岡学園以外の高校が全国で勝つのは

2020年度の選手権全国大会に出場した藤枝明誠以来でした。

残念ながら開誠館は、3回戦で山梨学園に敗れはしましたが、

今回新たな風を吹かせたことで、静岡の高校サッカーはさらに盛り上がるはずです。

選手、監督、スタッフの皆様、お疲れ様でした。