熱海市の土石流。
7月10日で、発生から一週間となります。
今回の土石流で被害に遭われた皆様に、お見舞い申し上げます。
私たちアナウンサーも現地に入り、連日取材をさせていただいています。
私は被害のあった伊豆山地区で、
「いとこが亡くなった」という方に出会いました。
災害現場に行く際、自分たちの存在意義を考えることがあります。
邪魔をしているのではないか。現場を荒らしているのではないか。
そんな中。いとこが亡くなったという高齢の男性は、崩れた建物を遠めに見ながら、
「どうして」「悔しい」「この地域はそもそも・・・」と語り始めました。
自分たちの存在意義について自問自答を繰り返す中、
こうして話に応えてくださる方がいます。
その方たちには、伝えたいメッセージがある、と感じることがあります。
現場では、懸命な救助活動が続いています。
伊豆山の皆さんの思いに寄り添い続けることが、いまは重要だと考えています。