第102回全国高校サッカー選手権 静岡県大会決勝
静岡学園高校が静岡の頂点に立ち
全国選手権の切符を掴みました。
決勝のカードは技巧派・静岡学園高校と
伝統のパスサッカー・藤枝東高校
静岡の高校サッカーをリードしてきた強豪同士の一戦は
2-1で静学が勝利を納めました。
プロ内定3人を擁する静学はけが人続出。
さらにJ1川崎フロンターレ内定・神田奏真選手も怪我のため
今大会は外からチームを支えました。
苦しいチーム状況でもありながら、代わりに出る選手が自分の力を発揮し
その攻撃的なテクニックスタイルを演出。
川口修監督は「課題を改善していく力が徐々に付き、勝負強くなってきた」と、振り返りました。
対する藤枝東高校は3年連続で決勝まで勝ち上がってきました。
決勝で静学に勝てば「未来を切り開ける」と、鷲巣延圭監督が言うように
選手達は、藤枝東のパスサッカーと球際の勝負で何度も局面を変え
静学ゴールに襲い掛かりました。
「2年間見逃した景色を観に行こう」という大テーマの下臨んだ決勝戦。
いったんは追いつくも勝ち越しを許し、“1点差”で東イレブンは涙をのみました。
そして私は決勝戦を初めて実況させていただきました。
そのタイミングで母校優勝という経験は
後にも先にもない貴重な瞬間だったと感じます。
また、放送に向け出来る準備は全てやり切った自負はありますが
取材で言葉を交わした高校生たちとの貴重な時間と
それぞれの監督が語る想いは本当に私の背中を押してくれました。
解説は百戦錬磨の北澤豪さん。
チョイスされる全ての言葉は高校生のプレーを称え
大きな愛で包み込むような優しさがありました。
生で観戦された方もテレビで観戦されたも
何かを感じ、活力に繋がっているんじゃないかなと思います!
さて、静岡学園は2年ぶり14回目の全国選手権に出場します。
戦う選手たちの活躍ぶりに注目です!